■管理〈風呂など屋内から公共汚水桝までの間は個人の管理です〉
下水は勾配(管の傾斜)を利用して自然に流れていきます。長い間使用すると管がはずれたり、
詰って流れが悪くなるなどといったことが起きる場合もあります。
これらのことが起きないよう日頃から気を付けなければなりませんが公共汚水桝より、
上に取付られた下水管や汚水桝など宅地内の下水道につながる設備は
すべてその持主や使用している方が管理するよう定められています。
一般のご家庭や事業所などでおこる下水道故障は、
ほとんどが汚水桝から汚物が溢れ出てきたといったトラブルです。

■一般家庭で起きる、トラブルの一番は…
排水管にビニールや布きれ、紙おむつ、生理用品を流し、詰ってしまった。

わり箸や洗剤のキャップ等を流し、排水管内に引っかかり、これに色々な物が付き流れにくくなった。

石鹸の固まり、果物の皮や種の部分、野菜屑などを間違えて流し、排水管の曲がりの部分や管と管の継ぎ目に引っかかり流れにくくなった。

使用後の熱い天ぷら油を流し、それが冷えて固まり、排水管にくっついて詰まってしまった。

■ご注意を!
天ぷら油だけでなく、絶対に油類を流してはいけません。
ご家庭の排水設備に悪い影響が出るのはもちろん、
下水道の浄化センターで汚水を浄化することができなくなります。
このようなことから重大な故障につながらないよう、日ごろから注意して下水道を正しく利用しましょう。